赤ちゃんの口に最初の歯を見つけたときは、我が子の成長を実感する感動的な場面ですよね。しかし、小さな歯を前に「歯みがきはいつから始める?」「歯みがきのやり方は?」などと悩むパパ・ママも多いでしょう。
とくに心配なのが「虫歯」。これからどんどんと歯が生えていきますが、虫歯にはさせたくないもの。
今回は、赤ちゃんの歯みがきの開始時期、赤ちゃんへの歯みがきの方法についてまとめました。
赤ちゃんの歯みがきは「乳歯が生え始めたら」
「歯みがきは、最初の歯が生え始めたらスタートしましょう」
最初の乳歯が生える時期は生後6~9か月ころで、下あごの前歯(乳中切歯)から生え始めることが多いです。生える時期や順番は個人差が大きいですから、大きな遅れがなければ心配はありません。
歯磨きのやり方
ステップ1
子どもをあお向けに寝かせ頭を保護者のひざの上にのせ、口の中を観察しましょう。また、清潔な指で口の中を触ることもよいでしょう。子どもは、とくに上唇の裏を触られるのを嫌がります。少しずつ伸ばしてあげると子どもは口をいじられることに慣れてきます。はじめのうちは、ガーゼや綿棒などで清拭してあげるといいでしょう。
ステップ2
慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯触れる練習から開始しましょう。歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。1本5秒位で十分です。強すぎたり、長すぎたりして子どもが嫌にならないように気をつけましょう。上手にできたことをほめてあげることも忘れないでください。
歯磨きのポイント
上唇をめくるとミルクのカスがついていることがあります。この部分は唾液による自浄作用が少ないので、ガーゼで拭うなどしてあげるとよいでしょう。