かぼちゃの旬は秋と思われがちですが、実は食べ頃はこれからなんです。収穫は夏から秋にかけて行われますが、その後2〜3ヶ月ほど寝かせることで甘味が増し、旨みが引き立ちます。そのため、今の時期が最も美味しい季節とされています。
かぼちゃには、β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどの豊富なビタミン類が含まれています。特にビタミンEの含有量は野菜の中でもトップクラス。ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐほか、心疾患や脳卒中、がん予防に役立つとされています。また、免疫力を高める効果も期待できるため、これからの寒い季節の体調管理にもぴったりです。
さらに、かぼちゃのオレンジ色のもとであるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わり、視力の維持や肌の健康をサポートします。β-カロテンとビタミンEはどちらも脂溶性のため、天ぷらや炒め物など油を使った調理法で栄養素の吸収率がアップします。手軽に美味しく栄養を摂れるかぼちゃを取り入れたいこの季節にピッタリのメニューをご紹介いたします。
👩🍳材料(2~3人分)
かぼちゃ:1/4個
揚げ油:適量
人参:1/3本
豚ひき肉:120g
(A)
三温糖:大さじ1
みりん:大さじ1/2
しょうゆ:大さじ1
👩🍳作り方
1.カボチャと人参は1~1.5㎝角にカットしカボチャは揚げ油で串が刺さるくらい柔らかくなるまで揚げる
2.鍋を熱し豚ひき肉を炒め火が通ったら人参を加えてしんなりするまで炒める
3.「2」にカボチャと(A)の調味料を加えて水分がなくなるまで火にかける
👩🍳料理のコツ・ポイント
カボチャは揚げずに下茹でしてから混ぜても作れます。
編集後記
冬はからだが冷えやすく、体温が下がりやすくなります。 体温が低下することで免疫に関わる腸の働きもダウンします。こんな時こそ栄養価の高い食材で乗り切りましょう。私自身もこのメニューが好きで定期的に食卓に並べおり、カボチャが苦手な息子も好んで食べてくれています。食事はもちろん、体内温度を上げることで血液の循環が良くなり免疫力アップにつながるため、意識的に体を温めていきましょう。
執筆者:藤吉(CS担当、三年生の男児の子を持つ母)
すき:食べること、動くこと(スポーツ全般※最近はラグビー観戦が好きです)、洋服、家族でゲラゲラと笑っている時間。